三機工業(1961)は2021年4月28日引け後、21/3期の売上高、営業利益の小幅減額修正と配当予想の増額を発表しました。営業利益は80.0億円→74.9億円、期末配当は35円(普通配当35円)→45円(普通配当35円+特別配当10円)。
年間配当の推移は、17/3期30円(普通20円+特別10円)、18/3期35円(普通20円+特別15円)、19/3期60円(普通40円+特別20円)、20/3期95円(普通70円+特別25円)、21/3期予想80円(普通70円+特別10円)。予想配当性向は78%となります。
当社は中期計画(20/3期~22/3期)において総還元性向70%を公約しており、そのなかで年間配当60円以上、自社株取得500万株程度を組み合わせるとしています。今回発表の21/3期特別配当10円はこの公約に基づいての判断と考えられます。4月28日引値は1,384円、80円配当(特別10円含む)ベースの利回りは5.7%です。
23/3期以降の業績と配当方針は気になるところですが、当面は安定した財務と還元方針を着実に実行する姿勢を評価したいと思います。