エレコム(6750)は2021年2月9日に第3四半期の決算を発表しました。好決算だと思いましたが、株価は5,120円(10日)→5,050円(11日)→4,930円(12日)と下落しました。
第3四半期(10-12月)は売上高281億円(前年同期比7.7%増)、営業利益44億円(同13.3%増)でした。テレワークなどの増加により同社の売上高は第1四半期(4-6月)は前年同期比5.6%増と伸びましたが、第2四半期(4-6月)は同1.1%同と鈍化傾向がみられました。しかしながらパソコン周辺機器やヘッドセットへの需要は根強く、第3四半期は同7.7%増と再び高い伸びとなりました。テレワークの定着が背景にあると思われます。
第3四半期の決算発表と同時に、①21/3通期業績の増額修正(営業利益148→157億円)、②増配(66→69円)、③株式分割(1→2株)、④株主優待廃止(100株主に年2回の1,000円クオカード)を発表しました。
株価下落の要因はとしては、業績が期待以下だったか、株主優待廃止か、あるいはその両方かもしれません。ただ優待は不要と思っている私としては、廃止は良い判断と評価しています。たいして保有していませんが、明日(2021年2月15日)以降の株価に期待です。