TOBには、100%買取ではない、部分買取のTOB(ここではパーシャルTOBとします)もあります。これはあらかじめ買い取る株数が決められていて、それ以上の応募がある場合は、按分によって買取株数、返却株数が決められます。株価はTOB価格に張り付くことはなく、キッチリ買取比率に応じた株価で推移します。投資家には買い取られなかった株が返却されます。
保有株の中でここ数年パーシャルTOBがかかったのは、日特建設(1929)とオリジナル設計(4642)の2銘柄です。パーシャルTOBが発表になった時の感想は、「え~、全部買い取ってよ~」です。
少し話は違いますが、MBOを期待して保有していた倉庫精練(3578)が株主割割当増資を実施して、すごくがっかりしたこともあります。
TOB期待の銘柄はなかなか成就し難いというのが実感です。でも好きなのでついつい狙ってしまうんですよね。