MCJ(6670)が2021年2月5日に第3四半期決算を発表しました。四半期ごとに数字を追うと、第1四半期(4-6月)売上高444億円(前年同期比28.2%増)、営業利益49億円(同63.0%増)、第2四半期(7-9月)売上高377億円(同1.0%減)、営業利益35億円(同2.9%減)、第3四半期(10-12月)売上高433億円(同18.7%増)、営業利益35億円(同13.4%増)。
第1四半期はコロナの影響でパソコン需要が急激に伸び大幅な増収増益、これに対して第2四半期は小幅ですが減収減益でした。一度に何台もパソコンを買うわけではないでしょうから、第1四半期で需要を先食いすればさすがに第2四半期も伸び続けるのは難しかったのだと思われます。
第3四半期はこの流れがどうなるのかに注目していましたが、18.7%増収、13.4%増益と回復に転じました。国内の好調に加え、海外もロックダウンの影響から立ち直ったようです。21/3通期業績見通しに対する4-12月累計での進捗率も十分に高い水準です。
ただ2021年2月5日の終値1,009円に対し、PTS市場では989円と下げました。悪くない業績数字と思いましたが、期待はもっと大きかったのかもしれません。