雪国まいたけ(1375)のIPO取得株数は、1,000株→1,500株に訂正です。仮条件(2,000円~2,400円)の上限で決まらなかったこと、売出総額が440億円(親会社の神明へ親引け分を除く)と大きいことなどから、だぶつき感があります。
IPO価格2,200円×1,500株で330万円の投資となります。保有している立場から、ポジティブな面を以下に挙げます。
1)配当金は、9月中間期14.0円、3月期末28.0円(年間では42.0円)。配当性向は30%がめど。
2)優待は、3月末の株主(6ヵ月以上継続保有の100株以上の株主)に3,000円相当の自社商品。
3)上場時にVC保有株はゼロ。
4)東証一部上場のため、10月末にインデックス買いの需要が発生する。
5)21/3期営業利益は83億円(前期比+24%増)の見通し。
1)と2)は特にポジティブというわけではありませんが、9月17日上場であり、9月末の権利が取れるタイミングであるという点がポイントです。つまり3月の優待の権利を取るためには9月末の権利確保が必要になります。
この点は、ソフトバンク(9434)が、9月中間期末の配当(43円予想)権利が付いているタイミングでPOするやり方と似ている面があります。すなわち証券会社にとって、個人投資家に売りやすいように(言い方は悪いですが)、エサを付けての売り出しというわけです。
雪国まいたけ、長いお付き合いになりそうな気がします。