東急電鉄(9005)と西武ホールディングス(9024)の株価が、コロナショックの3月安値を下回り年初来安値をつけています。
電鉄株の中ではJR東日本(9020)、JR西日本(9021)、JR東海(9022)。JR九州(9142)の上場JR全社が年初来安値を更新していますが、民鉄では東急電鉄と西武ホールディングスの弱さが際立っています。
これに対して小田急電鉄(9007)、京王電鉄(9008)などは比較的堅調であり、東武鉄道(9001)、京浜急行(9006)、京成電鉄(9009)も軟調ではあるものの、3月安値を下回る水準ではありません。
この要因は、東急電鉄はオフィスビル、西武ホールディングスはホテルが大きな収益源となっているためでしょう。
コロナによる株価の二極化は、システム、半導体関連の上昇、自動車、外食、商社の下落といった業界別の明暗はもちろんですが、同じ業界内でも、しっかり選別がされています。つくづく市場はよく見ているなと思います。