本日(2020年3月30日)、マルハニチロ(1333)は大都魚類(8044)に対するTOBを発表しました。完全子会社化を目指して、1,069,632株以上(買付予定の下限)の応募があれば、応募株の全部を買付けるとしています。ちなみに大都魚類はマルハニチロの連結子会社で、今回のTOBが成立すれば親子上場は解消されます。
TOB価格は1,225円で、本日の引値776円を58%上回る水準です。ただし大都魚類の株価は相場急落前では950円程度で推移しており、それほど大きなプレミアムとは言えません。株安を上手く利用したという感じでしょうか。
コロナによる株安によりTOBが実施し易くなっています。親子上場の解消に限らず、MAに積極的な企業にはチャンス到来です。