日銀は本日(2020年3月23日)、ETFを2,004億円、J-REITを40億円買い入れました。3月19日から2営業日連続で同額の買い付けです。ETFの1回の買い入れ額は、2月までは703億円でしたが、3月に入り1,002億、1,204億円と増加、そしてこの2営業日は2,004億円と拡大しています。J-REITは従来1回12億円でしたが、15億円、20億円と増加、直近2営業日は40億円となっています。
TOPIXは2020年3月17日の1,199.25を底値に、3月23日終値は1,292.01と7.7%の上昇となりました。日銀効果と思われます。個別でも3月17日の安値からは、小田急電鉄(9007)+31.6%、長府製作所(5946)+41.5%など、流動性に対して買い入れの影響が大きそうな銘柄は大幅な上昇となりました。
日銀は2020年中に、公的年金を上回り日本最大の株主になるに見通しです。個別では、ファーストリテイリング(9983)、アドバンテスト(6857)などすでに多くの銘柄で大株主となってます。異常とも感じられます。
しかしながら、そもそも市場は自由です。誰が買おうと売ろうと自由です。官製相場も相場です。それが崩れると考えるなら、売るだけです。自由な市場なんですから、日銀も参加者として自由に売買すればよいと思います。