東京証券取引所は、2020年4月27日(月)より、「東証インフラファンド指数」を公表します。この件は2020年1月31日に発表されています。指数の基準日となるのは2020年3月27日(金)で、浮動株時価総額加重平均型で算出されます。算出にあたっては全上場7銘柄が対象となります。
東証インフラファンド指数の公表は、市場に対するインフラファンドの存在をアピールすることになり、ポジティブでしょう。7銘柄合計の時価総額は920億円と小さく、大口機関投資家の投資対象とはなりにくいですが、将来的には指数連動型ファンドが組成されるかもしれません。
現在は太陽光発電を中心とした銘柄ばかりですが、今後は風力発電インフラ、空港インフラ、道路インフラ、水道インフラを組入れた銘柄が出てくると思われます。投資家にとってインフラファンド市場の拡大は、リートのような安定した新しい投資対象が生まれるという大きなメリットになるでしょう。