タカキタ(6325)は、19/12第3四半期決算説明会を個人投資家向けだけに開催しました。通常、決算当日もしくはその数日後の決算説明会は、機関投資家向けだけに開催されます。ところがタカキタは今回の四半期決算で、機関投資家向けの説明会は開催せずに対象を個人投資家のみとしました。
これはすごく珍しいです。大手証券などが主催する個人投資家向け企業説明会は、一般的に事業内容や成長戦略、配当政策などが説明の中心となります。これに対して決算直後の細かな決算内容の説明会は、機関投資家だけを対象するのが一般的です。
しかしながら、今後はタカキタのように機関投資家よりも個人投資家を重視したいという企業も出てくるのかもしれません。企業規模が小さく機関投資家の投資対象とならないような企業は、機関投資家より個人投資家とコンタクトする方が有意義なのでしょう。企業によって投資家への対応も各様になってくることは面白いです。