ジャナルの株式売買・配当・IPO

ジャナルによる株式の売買、配当、IPOのブログ

トビラシステムズ(4441)、IPOその後

トビラシステムズ(4441)は2019年4月25日に公開価格800円(1:3の分割調整後株価、以下同じ)でマザーズ市場に上場しました。初値は翌26日の1,806円、さらに6月6日には3,747円をつけました。しかしながらその後は下落基調を辿り、11月15日の終値は1,673円です。上場時の大きな期待と業績に対する失望が反映されたと思われます。

 

当社はモバイル、固定電話及びビジネス向けに迷惑情報フィルタシステムの開発を行っています。警察との連絡を取りながらAI+手作業で開発を進めており、携帯キャリアのオプションとして販売しています。時流に乗ったビジネスで競争優位性もありそうです。

 

6月12日の19/4第2四半期決算発表では、堅調な決算と19/10期通期業績の増額を発表しました。ただし9月13日発表の19/7第3四半期決算は物足りない印象でした。四半期ごとの営業利益は19/1第1半期103百万円、19/4第2四半期128百万円、19/10第3四半期87百万です。会社側は「第2四半期にYモバイル向けサービススタートに伴う一時的収入があり、第3四半期が悪いわけではない、通期計画通りの進捗」としていますが、期待が大きかっただけに、失望感が出ました。

 

事業内容は魅力的で迷惑情報フィルタの月間利用者数は順調に伸びています。12月に7発表される2020/10期の業績見通しが注目されます。

 

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