東京エレクトロン(8035)は、10月31日に業績の修正を発表しました。20/3通期営業利益は当初予想の2,200億円→2,250億円(19/3期実績3,106億円)、配当は同502円→536円(同758円)と減益幅、減配幅とも縮小する計画です。当社は配当性向50%を基準としており、業績の変動がそのまま配当に直結します。11月5日の終値22,205円に対する利回りは2.4%です。
ただし、19/9上期営業利益が1,025億円と当初計画の850億円を175億円上回ったのに対し、20/3通期の修正を50億円のみにとどめたため、20/3下期だけでは当初計画1,350憶円が1,225億円に下方修正となっています。これをどう見るかは難しところですが、半導体製造装置の需要は、当初の見通しより上向いていることは確かなようです。
5Gの進展によるデータ量の拡大は、今後半導体と製造装置需要の牽引役となるかもしれません。