JT(2914)の配当利回りは6.5%です。高配当かつ連続増配をしているにもかかわらず、株価は低水準で推移しています。
この理由として以下の点が考えられます。1)健康に良くない事業である、2)たばこ事業の将来性が懸念される、3)たばこ事業が悪化すれば高配当を維持できないかもしれない、4)訴訟リスクがある、5)ESG投資家(環境、社会、企業統治に配慮した企業に投資するファンドなど)の投資対象から外れている。
ESG投資は最近の大きな流れになってきており、たばこはもちろん、石油やプラスチックを扱う企業に対しても、投資家の目は厳しくなっています。個人的には、世の中ESG、ESGと騒ぎ過ぎの気もしますが、この流れは止まらないでしょう。
どうせなら、ESG投資家がJTを大量に買って(51%もしくは67%とか)、会社を解散し、株主には残余財産を分配すればよいのにと思ってしまいます。ただしPBRが1倍を超えているので、1株当たりの残余財産は時価を下回ってしまうかもしれませんが。