三菱ケミカルホールディングス(4188)は、子会社の生命科学インスティテュートでMuse(Multilineage-differentiating Stress Enduring cell)細胞製品の臨床試験を行っています。
Muse細胞は東北大学大学院の出澤真理教授が発見した多能性幹細胞です。数年前に出澤教授の講演を聞いた際には、iPS細胞より優れているという趣旨の発言をされていました。意志の強さと研究にかける情熱が非常に印象に残りました。サンバイオ(4592)の脳梗塞の研究にも携わっていたはずです。
生命科学インスティテュートは、急性心筋梗塞、脳梗塞、表皮水頭症の探索的臨床試験に続き、亜急性期の脊椎損傷を対象とした国内臨床試験をこの7月に開始しました。
三菱ケミカルホールディングスには、バイオ銘柄としてのプレミアムがもう少し付いて良いのではないかと思います。