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三機工業(1961)は総還元性向70%以上を目指す

三機工業(1961)は中期計画(20/3期~22/3期)で、①年間配当60円以上、②自社株取得500万株程度、この組み合わせにより総還元性向70%以上を目標としています。20/3期の予想当期純利益は62億円、配当60円です。当期純利益の70%にあたる43.4億円を還元するとすれば、現時点での予想配当総額が35.8億円(60円×5,959万株)なので、残りの7.6億円が自社株買い余力もしくは増配余力となります。増配での還元なら12.8円分です。60円配当で利回りは4.8%となります(6月14日引値1,247円)。

 

中期計画は3年間の目標なので、初年度で70%還元をするかどうかはわかりませんが、余力を残せば2年目、3年目での還元が大きくなります。経常利益目標は、20/3期90億円、21/3期95億円、22/3期100億円です。19/3期経常利益112億円に及ばない水準ですが、財務が良好で、比較的高水準の利益確保が可能ということで株主還元を経営目標の一つに置いているのだと思われます。

 

当社の業績は、建設業界の好環境を受け極めて順調に推移してきました。受注高は15/3期以降、1,734億円、1,833億円、1,859億円、1,911億円、そして19/3期2,171億円となりました。ただし、さすがに20/3期予想は2,000億円と減速を見込んでいます。これは主に工場関係の産業用空調が減少するためです。しかしながら2,000億円という水準自体は悪くなく、90-100億円の経常利益を達成するには十分な受注高だと思われます。

 

中期計画の20/3期〜22/3期の売上高予想は、各年度とも2,000億円を前提としています。成長はなくても高水準の利益を背景に高めの株主還元をする姿勢は評価できます。ちなみに20/3期予想配当60円は普通配当です。19/3期の配当60円の内訳は、普通配当40円、特別配当20円でした。会社側が、特別配当ではなく普通配当で60円を実施するとしたことは、非常に心強いです。中期計画で60円以上という配当計画を立てていますから、それに沿った、つまりは減配はしないという宣言といえるでしょう。

 

今後の焦点は、短期的には20/3期業績が計画を上回るかどうかです。上回れば、増配と自社株買いの期待が一段と高まります。中長期的には高水準の建設需要がいつまで続くのか、そしてそれが先細りになったときに、過去に施工した空調設備のリニューアル工事で業績をどれだけカバーできるかという点でしょうか。

 

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