ジャナルの株式売買・配当・IPO

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お土産は要りません

株主総会や会社説明会の際に、お土産を配る企業があります。品物は色々ですが、お菓子、メモ帳、ポストイット、ボールペン、クリアファイル、タオル、販促用のグッズなどが一般的です。

企業の自社製品なら宣伝になるので良いと思いますが、それ以外は不要だと思います。頂いてもあまり使いませんし、廃棄すれば資源の無駄になってしまいます。ESG投資(環境=Environment、社会=Social、ガバナンス=Governance) が盛んになるなか、不要なモノを配布する姿勢は、その流れに反しています。

私はこのコストを削って、一円でも増配してほしいと思います(クオカードなら無駄になりませんから歓迎します)。

企業側としては総会や説明会への出席を促すために実施しているのでしょうが、そもそも当該企業に関心のある投資家は、お土産などなくても参加するはずです。逆に言えば、お土産なしでも参加する投資家ほど、本当に話を聞きたい投資家かもしれません。

最近は、総会でのお土産を廃止する企業が出てきています。招集通知にその旨が記載されているケースも見受けられます。昨年お土産を廃止したコマツ(6301)、KDDI(9433)は、総会出席者数が前年の半数以下になったといいます。それに応じて会場を狭くすれば、さらに経費の削減につながります。

ただ、お土産廃止が総会欠席につながるとすると、逆にお土産継続企業への出席者が増えるかもしれません。複数の企業の株を保有するお土産難民が、同日、同時間に開催される総会の中で(総会は6月最終週の水曜、木曜辺りの午前10時に集中)、お土産のある企業を優先する可能性が高いためです。

またIR会社や証券会社が主催する企業説明会では、主催者側として集客が必要なので、お土産を欠かせないかもしれません。この場合は、IR会社や証券会社が負担するだべきだと思います。企業側は、自社商品以外は配布する必要はないでしょう。

とにかく企業には、株主に配当で報いてほしいと思います。

  

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