三菱地所物流リート(3481)の説明会に参加しました。
予想分配金は、19/8期、20/2期とも5,492円で、利回りは4.1%です。
同社は19/8期より、投資口価格連動運用報酬を導入します。これは期初と期末で同社の投資口価格と東証リート指数を比較し、上回っていれば運用報酬を増やし、下回っていれば運用報酬を減額するというものです。つまり投資口価格のパフォーマンスが運用会社の社員の給与に反映される制度です。
金額的には、投資口パフォーマンス(東証リート指数比)×時価総額×0.1%(上限)のため、さほど大きなのもではありませんが、運用会社の社員が投資口価格を意識するインセンティブが働きます。
リート業界初の試みで、とても良いことだと思います。仮にパフォーマンスが悪ければ、運用報酬が減額になり、その減額分だけリート自体の利益は増え、分配金の増加につながります。
また同社は、固定資産税評価を独自に見直し、差異が認められた物件については行政と交渉し、過去分の還付を受けるなど、非常に地道な努力をしています。
さすが三菱地所系のリートで、丁寧な運用をしていると感じました。
物流リート各社の利回りを下表に示しました。
出所:各社決算資料よりジャナル作成