日東富士製粉(2003)は、5月8日13:00に決算を発表しました。終わった19/3期末配当は、直近予想の100円から130円に増額され、中間期末の90円と合わせて220円となりました(18/3期は154円)。同社の配当性向は30%程度であり、19/3期は業績が上振れたことに伴い、配当は直近予想より増額となりました。20/3期予想は、減益により180円へ減配となります。13:00の発表直後、株価は10分間で5,900円から5,640円まで急落しました。しかし終値は5,940円(前日比+40円)と、全体が下げる中でプラスとなりました。同社の優待は、100株保有で3,000円相当の自社製品です。100株の株主は、配当18000円+自社製品3,000円=21,000円の価値を得られるので、優待込みなら3.5%の利回りを確保できます。優待ファンには悪くない投資対象で、下げたところを買う動きが出たのかもしれません。優待銘柄の根強い人気を感じさせる株価の動きでした。
出所:SBI証券